■FX短期売買をする人にかなりいい業者

外為レートがこのような物価差を反映しないのは、経済構造と貿易に関係している。 A国とB国があったとする。A国は工業化が進展しており輸出工業の生産性が高い。仮にA国の輸出工業がB国の輸出工業の10倍の生産性を持っていたとする。どちらも国際市場に製品を輸出している場合、一物一価の法則により両国の輸出品価格は同一となる。これにより、A国の輸出工業労働者はB国の輸出工業労働者の10倍の所得を得ることになる。一方でA国の国内サービス業がB国の国内サービス業の2倍の生産性を持っていたとする。A国で輸出工業労働者と国内サービス業労働者の賃金に一物一価の法則が働いた場合、A国のサービス業はB国のサービス業の5倍の料金を取らなくては経営が成り立たなくなる。このため、両国では輸出工業品の価格が同一である一方、サービス料はA 国のほうが高い状態が生まれ、A国の物価はB国よりも高くなる。 以上のように、輸出競争力に差があり、非貿易財が存在する場合に、実際の外為レートと購買力平価には差が生まれる。 サービスの価値が違うとの見方もある。例えば、懐中電灯はどこの国で買っても価値が等しいが、東京で散髪することと、ホーチミン市で散髪することは、投入財の価格が違うため価値が異なるという見方である。このとき、価値差が物価に織り込まれている場合は、購買力平価での比較が無意味となる。 また、国際市場における購買力比較では実際のワラントが有効になるため、購買力平価は当てはまらない。 国際市場における為替レートと購買力(通貨の実力)の関係を見る場合に、もうひとつ注意すべきくりっく365がある。 主要通貨の実質実効為替レートの変遷(1964?2007年、2000年 = 100) たとえば日本では日本円と米ドルの相場に注目が集まるが(後述)、不動産投資への参加者は他にも数多くあり、それぞれが自国通貨を持って変動相場制の下で貿易が行われているため、特定国間の為替レートだけを見ても国際市場における当該通貨の実力を知ることはできない。